前回、洗車まで終わったので今回はメンテナンスを行っていきます。
タイヤに空気を入れる
とりあえずエアーが抜けているっぽいので、まずはエア圧を測定してみます。
手持ちの車用のエアゲージでは測定時にブレーキディスクが邪魔になり、バイクには使いにくかったです😂
前後共、見事に0kPaを指しています・・・
5年間も放置したらここまで抜けるようです。
ゴムから抜けていくのでしょうか?謎です。窒素を入れたら抜けにくくなるのかも?
エアーが入っていないとバイクを移動させるのにも重くて不便なので、エアーを入れていきます。
このバイクの標準エア圧は前輪2.25キロ、後輪2.5キロです。
充填完了。ペッタンコになっていたフロントタイヤもいい感じに膨らみました。
タンクを確認
長期保管したバイクは今まで何度も復活させていますが、タンクにサビが出ていた経験はありません。
よくバイクメンテナンスの本に紹介されている「長期保管前はタンクをガソリンで満タンにして、キャブの中に残っているガソリンを排出しておく」というのを毎回実践しているからだと思います。
このバイクも5年前に上記の作業をやったような記憶がありますので、今回も大丈夫でしょう。
それではタンクを確認してみます。
こっ、これは・・・今まで経験したことのないサビが出ています!
まさか初めてタンクを錆びさせてしまったのでしょうか・・・?
タンクの中を覗いてもサビっぽいのが見えています😱
保管前にガソリン満タンにしたはずですが、満タンにはなってなかったようです。
どうしようか・・とりあえずサビがどんなものか濡れた雑巾で拭き取ってみます。
あれ?意外と簡単にサビが取れました。もしかして軽症?
タンクのガソリンコック部分にフィルターがあったように記憶していますので、
多少のサビならそこで止まってくれるかな?と考え、
「後でガソリン抜く時にフィルターを掃除すればいいか~」という結論になりました🤗
キャブレターを確認
タンクが満タンになっていなかったので、保管前にやったとばかり思っていた
「長期保管前はタンクをガソリンで満タンにして、キャブの中に残っているガソリンを排出しておく」をやっていなかった可能性が出てきました。
もしかしたらキャブの中にガソリンが残っているかも・・・
確認のためにキャブのドレンスクリューをおそるおそる緩めてみます。
ウォッ、緑色のスゴイニオイを放つ液体が出てきました。
俗に言う腐ったガソリンですね。残念ながらキャブの中には5年前のガソリンが詰まっていたようです。
こいつはキャブのオーバーホールも視野に入れる必要がありそうです。
4連キャブのオーバーホールは超メンドイ作業なので出来ればやりたくないですが・・・
ブレーキフルード、冷却水を補充
キャブの事は後で考えるとして、次は汁モノの点検をしていきます。
エンジンオイルは後で交換予定なので、先にブレーキフルードとクーラントを確認します。
ブレーキフルードの液量は既定値に収まっていて漏れもありません。
前後ブレーキもカッチリ動作しますので、今回は交換せずに進めます。
クーラントは既定値以下になっていたので補充しました。
後はフォークオイルが残っていますが、交換するのは手間がかかりますので今回は交換せずに進めます。
バッテリー交換
5年前のバッテリーは使えないので交換します。
いつもはAmazonで聞いたことのないメーカーの激安バッテリーを使っていましたが、今回は奮発して激安バッテリーより1000円位高い、「台湾ユアサ」のバッテリーを用意しました。
念の為、初期充電も行います。充電器はセルスターの「DRC-300」を使用しました。
充電後にテスターで測ると13V程度でしたのでこれで行きます。
シート下のネジを2本外してシートを外し、バッテリーをさくっと交換しました。
マイナス端子はアーシングケーブルでイグニッションコイル付近に落としています。
アーシングは賛否ありますが、私の経験では古いバイクに使用するとセルを回したときの勢いやアイドリングの安定性が明らかに良くなりましたのでおすすめです。
次回、エアクリーナーの点検などを行っていきます。